出会い交流ハーモニー7

さよならカナダ

さらに交流の輸
仲間意識もより強固に

 カナダ公演を無事に終え、帰国の途につきました。今回の公演は各自が仕事の都合をつけ、金銭的なやりくりをするなどの努力で成し遂げられたのです。
 うたおには歌好きな仲間が集う合唱団であることは言うまでもありませんが、今回のような大型事業を行うにはそれだけでは不十分です。決して多いとは言えないメンバー、「今回の演奏曲目を歌い切るには実力的には、まだ不完全でした。貴重な、そして光栄な機会を与えられた私たちにとって「いい演奏をする」こと以上に「思い切り楽しんで歌いたい」−そんな思いが団員の意識を高め、今までにないメンパーシップが生まれたような気がします。
 シェーファー氏との出会いから五年。氏とうたおにとの交流から新しい出会いがいくつも生まれました。開催に至るまで遠く離れた地で準備を進めてくれた主催者。私たちの要求に決して「ノー」と一言わないスタッフ。いつまでも惜しみない拍手をくれたお客さん。
「今度はぜひジョイントを」と誘ってくれたカナダの合唱団の人たち。新しい交流の始まりです。
 そのハーモニーの中心には、いつも身近にいて気が付かないけれど、うたおにのメンバーがいます。ステージを重ねるごとに”新しい仲間”になれる「おにっ子」たちを愛してやみません。私たちにとっては、どんなにすてきな舞台も次の新しい演奏のためのリハーサルにすぎません。カナダ演奏旅行は、うたおにが新しいハーモニーを奏でるための大きな礎になると確信しています。<終わり>
公演後のレセプションで地元の合唱団とプレゼントを交換。新しい出会いが交流へと広がった。chunichi7_photo.jpg (15255 バイト)