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いよいよ到着、
そしてまなびの時間(2日目)


2012年8月25日(土)
11:40〜14:00



ボランティア
期間中は
写真撮影
禁止の
ルールが
あります。


ボランティア
センターさん
提供の写真で
ご勘弁を。











まなびの
時間です。
貴重なお話を
いただきました。
 
 メンバーを乗せたバスは、「何もない」場所に到着。


 そこは、元々、商店と住宅が立ち並んでいだ町の中心部でした。

 今は、家屋がゴッソリと削り取られ、

基礎だけがむき出しになった空間。

 そして、一軒だけプレハブが建っています。

 このプレハブが、三重災害ボランティアセンターの現地事務所。

 プレハブ脇にバスを停め、全ての荷物を降ろします。

バスには2日間、戻れません。いよいよ活動が始まります。


○ まなびの時間

 まずは、役場近くの第一保育所まで徒歩移動。

 注文してあったお弁当を2階でいただき、

すぐに、保育所長さんから、震災に関する説明をいただきました。


 100枚を超える写真とともに語られた所長さんのお話は

我々の知らない事実に溢れていました。


 ガレキが取り除かれても、

今後の町の見込みが全く見えていないということ。


 家屋喪失の原因が、実は、津波と火事が半々だということ。

 
 津波によって、道路がガレキで埋め尽くされることで

移動も消火もできなくなるということ。


 結果、火事に、一晩中、脅え続けることしかできなかったこと。


 震災当日、子供を引き取りに来られなかった保護者が、

翌日、ようやく現れたとき、

それまで感情を押し殺していた子供が

感情を爆発させて親に駆け寄る様子のこと。


 山田町の人にとって、「頑張ってください」ではなく

「一緒に頑張りましょう」の言葉が、どれほど嬉しいか、ということ。


 とても、書ききれませんが、1時間強のお話は、

どれも心に留めておきたい言葉ばかりでした。


 後日、三重災害ボランティアセンターさんにお伺いしたところでは、

このように当時のことを話してくださる方は、

とても貴重だということでした。


 当時のことを、思い出し、我々に伝えるという作業は、

被災された方々には、心理的にも負担が多く、

どなたにでも頼めることではないそうです。


 所長さんの貴重なお話に感謝しつつ、

保育所を去り、また徒歩移動です。

 今度は、合同練習会場の中央コミュニティセンター。

 既に、地元の合唱団の方々が待っておられるとのこと。

 急いで、歩を進めます。
 
 いよいよ歌の仲間と、会うことができます。










ようやく到着です

2012-09-04-TUE 砂男 記

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ようやく到着です。


まなびの時間です。貴重なお話をいただきました。