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コーラス泉の会

50周年記念コンサート

〜歌の力に歓びと感謝をこめて〜


2014年5月4日 13:30開演

山田中央公民館(大ホール)




 2年前の夏
 

 「うたおに」は、三重災害ボランティアセンターさんの

みえ発!ボラパックU 第13便 として、

岩手県山田町に向かいました。


 この訪問がきっかけで交流を持つこととなった

コーラス泉の会さんの50周年記念コンサートにお招きを頂き、

前回と同じく、うたおにのメンバーに、賛助メンバーを加えて

2度目の岩手県山田町に赴いたのでした。


 また、我々以外も友情出演が、もう1団体。

 それは、盛岡市に本拠地を置く コールTonan さん。

 東日本大震災で被災し、

転居を余儀なくされたコーラス泉の会のメンバーのうち2人が

コールTonanさんに入団したのがご縁とのこと。

 この日、コーラス泉の会さんが着用されたドレスは、

コールTonanさんから贈られたものとのことでした。

 指揮者の山田靖了先生は、とても優しく、謙虚なお人柄。

 後で、岩手県合唱連盟の理事長を務めておられるとお聞きし、

皆で納得しました。


 さて、コンサート当日。

 やはり2年前と同じように建物のない

空き地の目立つ沿岸部を通って会場に向かいます。


 沿岸部に建築許可がでるまで、あと5年かかると聴いて

我々も途方に暮れてしまいました。

 5年となると、どうしても移転してしまうので

人が戻ってこないこと。

 震災前は歩いて練習会場に通っていたメンバーは

今では車などで練習に通わなくてはならないことを

教えていただきました。

 実際の復興は、なかなか進んでいないのを実感します。


 さて、コンサートは、13時30分開演。

 コーラス泉の会さんの演奏から始まりますが、

日常を乗り越えて歌う想いが

一杯つまった音楽のなんと真っ直ぐことか。

 メンバーの皆さんの想いが純粋に伝わる演奏に感じ入ったのか

第1ステージを終え、最後のメンバーが退場するまで

拍手が鳴りやみません。


 第2ステージは、コールTonanさん。

 おかあさんコーラス大会でも、上位入賞を果たされる実力派。

 一転して豊かな歌声にホールが満たされます。

 
 休憩をはさんで第3ステージは、再びコーラス泉の会さん。

 「うたおに」は準備のため、袖で少ししか聴くことができませんでしたが

清らかな声がそのまま祈りの歌になって、客席に届いていました。

 
 次は、いよいよ「うたおに」。

 岩手県の詩人、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」から始まり、

計5曲を、指揮者の小柴のトークとともに演奏しました。


 最後は、全体合唱。

 アンコールまで含め、計5曲を約80名で歌いあげます。

 最後に緞帳がしまると、舞台上は笑顔がはちきれます。

 皆さん、本当に楽しそう。

 
 地元の人たちが中心になって

「やりたいことを、どんどん先にやっていく」エネルギーは素晴らしい。

 もし、やりたいことが歌であるなら、

合唱人として一緒に歌わずにはいられません。


 岩手の皆さん、本当にありがとうございました。

 また、是非、一緒に歌いましょう。



  


(アンコール)

歌声はささやく


2012-05-05-MON 砂男 記