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第42回うたおに音楽会
~多声部合唱の愉しみ~

2018年7月21日(土)
14:00開演

津市白山総合文化センターしらさぎホール



 サブタイトルのとおり、第42回うたおに音楽会の

テーマは、多声部合唱。


 一般的な混声合唱曲の場合、声部は、概ね4つに分かれます。

 しかし、今回のプログラムは、少なくても8声、

多い曲は16声で構成されています。


 なぜ、わざわざ多声部にするのかといえば、

「難しくしてやろう」と作曲家が考えたからではなくて

多声部でないと表現できない表現があったからに

違いないのです。

 それだけ、作曲家の想いが詰まった名曲なのですが、

演奏の難しさゆえに、演奏される頻度は少ないのです。


 まして、うたおにのメンバーは、20数名です。

当然、1人1パートということになります。

 メンバーにも負荷がのしかかりますが、

それを力に変えないと、前に進めないと思い、

頑張りました。


 でも、そんな曲が1曲でも大変なのに、

多声部合唱でオールプログラムを構成するとは・・・。

 世界中、探しても、なかなかこんなプログラムの

音楽会はないはず?

 歴史的音楽会に、暑い中、お越しいただいた皆様、

本当にありがとうございました。

 
 なお、今回のプログラムは、時代の古い作品から、

現代作品へと並べられました。


 声部だけを御紹介すると、こんな感じです

 Crucifixus(十字架につけられ)は、8声部。

 Hora est (時は来たりぬ)は、4群の合唱から構成される

16声部の作品。

 
Miserere (神よ、我を憐れみたまえ)は、

2群の合唱から構成される8声部。

 Messa di Requiem(レクイエム)は、

通常は、4声ですが、最大3群の合唱に分離する曲があり、

その際は、12声部になります。

 Der Abend (夜)は、完全に16声部。

 Totus Tuus Op.60 (すべて御身に)は、8声部。

 Requiem (レクイエム)は、8声部。

 アンコールのAve Maria (アヴェ マリア)は、

2群の合唱から構成される8声部でした。



プログラム

Antonio Lotti 作曲
Crucifixus(十字架につけられ)

Jakob Ludwig Felix Mendelssohon Bartholdy 作曲
Hora est (時は来たりぬ)

Kodaly Zoltan 作曲
Miserere (神よ、我を憐れみたまえ)

Ildebrando Pizzetti 作曲
Messa di Requiem(レクイエム)


Richard Georg Strauss 作曲
Der Abend (夜)

Henryk Miklaj  Gorecki 作曲
Totus Tuus Op.60 (すべて御身に)

Herbert Norman Howells 作曲
Requiem (レクイエム)


~アンコール~

Sergey Khvoshchinsky 作曲
Ave Maria (アヴェ マリア)
■関連情報■
うたおに音楽会の記録
2018-07-22-SUN 砂男 記