鎮江市の基礎知識 
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      鎮江市はこんなところ 
        
       鎮江市は、人口約290万人、面積約3840hの、江蘇省有数の工業、港湾、観光都市で、上海市から西へ約280km離れた、長江沿岸では第三番目の大都会です。 
        
       歴史のある町で、春秋時代には呉の国、三国時代には呉の孫権が都をおいた「江南の古都」です。その中でも長江に面して天然の要害をなしている京口三山、すなわち北から金山、北固山、焦山が有名です。 
       
       
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      津市との友好都市交流 
        
       
       津市と鎮江市との提携は1984年6月11日からであり、2004年は20周年となります。「うたおに」は3回目の訪中ですが、提携前から既に三重大学と江蘇工学院(現江蘇大学)が学術交流を始めていたことなどから友好都市の締結に至ったそうです。 
       
       
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      鎮江市の観光名所 
        
      ■金山(江天禅寺) jinshan   
       金山は高44米,周囲520m、もともと長江に孤立する島でしたが、清の時代、陸続きになったと言います。この寺から伝わった金山寺味噌は特に日本人になじみがあります。
       
       
      金山寺は東普(317--420)時代の創建。下の写真後ろに見えるのが「慈寿塔」で鎮江のシンボルです。ここからは長江が臨むことができ、その奥には、建設中の長江大橋が見えました。 
       
        
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
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      ■北固山 beigushan 
       北固山は、三国時代「呉」国の様子を偲ばせる史跡です。高58米,長さ200余米の絶壁、三山の中央に位置しており、三国時代、209年、孫権は蘇州からここに移り、「鉄瓮城」(てつおうじょう)を築きました。  
        
       呉候孫権と玄徳が、共に曹操を滅ぼさんと「天に念じて石を切った」という故事「十字紋石」、呉夫人が婿玄徳の品定めをした「甘露寺」等、三国志演義を偲ばせるものが多く、三国志の名場面が人形セットで庭園には置かれています。 
       
       
       
       
       
      ■十字紋石  
       同じく三国志演戯に登場する呉候孫権と劉備玄徳が、共に曹操を滅ぼさんと「天に念じて石を切った」という故事「十字紋石」。右の写真はその故事にちなんで建てられた像。公園に入ってすぐ右にあります。石は、その近くにありますが、十字でなく2つに割れていたような・・・・ 
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      ■天下第一江山 
        
       「古甘露寺」の近くに、阿倍仲麻呂の「望月望郷」の詩碑があります。  
       仲麻呂は717年、19才で唐へ来て753年、揚州から大和に帰る時、この詩を詠んだと言われています。ところが船は難破し、安南(ベトナム)に漂着。755年、ようやく長安に戻り、一生、唐に貢献したそうです。
       
 
 「望月望郷」  
         起首望長天神馳奈良邊  
         三笠山頂上想又皎月園  
       
       日本語でもあまりにも有名な詠が併記されています。 
       
        天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも 
       
       
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      鎮江市の名産 
        
       最近では何といっても「鎮江香醋」が有名です。 
       健康ブームに乗って、日本で大注目の中国黒酢。その大半がこの鎮江で作られています。鎮江で食事をすると、当然のように食卓に鎮江酢が並びます。これについては反応が極端に2分されます。確かに独特の匂いがありますので、苦手は人は苦手、好きな人は好きです。筆者は大好きです。日本の醤油のようにかけるのではなく、例えばスープに1滴垂らすだけで味が変ります。 
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